唇は粘膜に近い構造をもつため、とてもデリケート。
- 角質層が未発達で、水分を十分に保持できない
- 皮脂腺が少なく皮脂膜を作れないため、バリア機能が不十分
- メラニン色素が少ないので、紫外線の影響を強く受けてしまう
しかし唇のターンオーバーは肌と違い3~4日と言われています。
唇が荒れ荒れのあなたも正しいケアでつやつやリップにすることも可能なんです。
基本のリップケア
まずは基本のケア方法はリップクリームやリップバームを塗ることです。
唇の溝は意外に深いもの。
リップクリームやリップバームを塗ったあとは優しく唇をマッサージするように成分を溝の中まで行き渡らせてください。
そしてケアを怠りがちなのが、唇のアウトライン。
お年を召した方のお化粧をするときによく分かるのですが、ここのアウトラインに放射線状に皺が深く刻まれていると口紅を塗りにくく、さらにそこの溝を伝って口紅が滲んでしまうのです。
こうならないためにも若いうちから、リップクリームやリップバームは唇本体だけでなく、唇のアウトラインをすっぽり覆うようにつけて下さい。
これだけでも10年後、20年後に大分違うはずです。
バスタイムもリップケアには絶好の時間。
リップクリームやリップバームをたっぷりつけて入浴すれば 蒸気のスチーム効果で、より保湿効果がアップします。
余裕のあるときはマッサージもしてあげれば血行不良も解消されていいですね。
こんな習慣はいますぐやめましょう
擦ってしまう
お食事が終わった後やリップを落とす際の唇を擦る仕草。
あなたの唇をくすませる原因のひとつかもしれません。
唇の皮膚はとても薄いので、摩擦にとても弱いんです。
お食事の後に口をぬぐうときは抑えるようにぬぐうこと、また口紅を落とすときは、必ずクレンジングを使用することです。
外出先でクレンジングを用意できない場合はリップクリームやリップバームを口紅に優しく馴染ませ、ティッシュなどで抑えるようにすると優しく落とすことが出来ます。
面倒くさいので口紅を直接塗っている
口紅は直接唇にのせないようにしましょう。
口紅に含まれる色素の浸透や、紫外線による日焼けなども唇をくすませる原因になりえます。
唇用下地やリップクリーム、リップバームでワンクッションおくことで、唇へのダメージを軽減できます。
唇をなめてしまう、皮を剥いてしまう
乾燥が気になるあまり唇をなめたりしていませんか?これが乾燥をさらに助長させることになります。
乾燥が気になるときはなめるよりもリップクリームやリップバーム塗ることです。 また剥けてしまった唇の皮を無理やり剥がすのも厳禁。その下の未熟な皮膚が剥き出しになって、荒れて、さらに皮が剥けて・・・という悪循環に陥ってしまいます。
それでも唇が荒れてしまう…
唇の荒れの原因は大きく分けて2つです。
一つは唇のケア不足。もう一つは普段唇に触れるものへのアレルギー反応。
口紅やリップクリーム、歯磨き粉なども要因になりえます。
口角に炎症が起きる「口角炎」や唇全体に炎症や亀裂が起こる「口唇炎」であれば治療が必要ですので、長引く場合は皮膚科に相談することをお勧めします。